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都市メカ伝説


「空飛ぶ円盤」も、都市伝説に登場するメカの一つと考える事ができる。
ここでは他の都市伝説に登場するメカについて、いくつか述べてみたい。
なお文中に登場する地名等の固有名詞は場合により変化したりします。
またこれは一番短い形態にまとめてあり、色々尾鰭が付くことが多いです。
(あ、あくまでも「伝説」ですからね。事実の場合もあればそうでない場合もあると思います)


・空とぶ帆船

マゴニアからの船などとも言う。
この話は紀元前215年ぐらいにはすでに存在したらしい
(ただし、記載されているのはずっと後世に書かれたローマの歴史書)
紀元9世紀頃のフランスでは、この問題に関する異端信仰に聖職者が頭を痛めていたらしい。
アスローン南方のシャノン川流域の町クロンマノクワで目撃されているともいう。
ジャーバスの年代記によれば1211年、ケント州グレーブゼントで
空から錨が落下、墓石にささり、上空の「空飛ぶ船」から一人の乗員が錨を外そうと降りてきたという。
(無事に外して戻ったらしいが)

1743年英国ウェールズ地方の北西にあるアングルシー島の農夫が目撃。
(アングルスィ島とも表記)
頭上はるかの雲間を帆走していたという。
ジョゼフ・ブライト作の版画には、二つのマストに横帆を張り、
竜骨まである帆船に「船員」の姿まで見えるものがある。
結構リアルに描かれている。



これが目撃された帆船なのか???

(参考 マイクダッシュ「ボーダーランド」南山宏訳 他)

なんと「空飛ぶ帆船」は我が日本にも現れている。
寛政4年(1792年)肥前の国(現在の長崎県)雲仙普賢岳の噴火と津波による
「島原大変」が発生したする数日前、飛行する帆船の姿を見た人がいるのだという。
橘南渓によってまとめられた「北窓鎖談」に出ているらしい。


・ラーナの空中船

伝説となる都市メカにはいくつかの種類がある。
実際誰かが作ろうとした(もしくは作ってしまった)もの、
モノは作られないで伝説(もしくは文学作品)が作られてそこから広まったもの、
何かの見間違いが伝説になったもの・・・
1670年頃、イタリアのフランチェスコ・デ・ラーナ
(フランシスコ・ド・ラ・ナなどとも表記)
という人が空を飛ぶ舟を考案した。
内部を真空にした鋼球を浮力に使うアイディアだったが、
実際作るとそんな鋼球はつぶれてしまうので実現不可能だった。
まあ小さければいいんだろうが人を乗せるとなると・・・
たしかこの人坊さんである。考えてみればすごく科学的である。
空気があるよりない方が軽い・・・確かにそうだ。
このアイディア、後に小説にも生かされた。
1745年にドイツのキンダーマンという人の書いた、
「五人の若者の航海」に出てくるそうである。
鋼球ではなく銅製で数も4個から6個に増強されているのだが。
SFが先か事実が先かという判断はとても難しいものだ。

天沼春樹著「夢見る飛行船」によれば、
「銅球4つを帆柱のついたボートにつけるアイディア」だという。
また「フランシスコ・ダ・ラーナ」はイエズス会の修道士らしい。


・空を飛ぶ男

皆さんは映画「ロケッティア」は御存じだろうか?
レトロ・フューチャーという感じで色々な意味で面白いのでお勧めだ。
さて、実はそれと似た事件がアメリカでは起こっているらしい。

1948年1月6日、ワシントン州チェハリスのバーナード・ザイコウスキー氏の夫人が、
「シューシュー」とか「ピューピュー」という音に気づき、見上げると、
納屋の200フィート上空を「男」が「飛行」していた。
「男」は銀色の翼を装着、胸に付けた機械装置で何かを操作しているようであり、
しばらく漂って南の方角に飛び去った。
飛行に際し翼は羽ばたかなかった。

1948年9月4日、ワシントン州ロングビューでヴィオラ・ジョンスン夫人と
ジェームズ・ビットマン氏が勤め先のクリーニング店を出たとき、
三人の「バック・ロジャーズ」(SFのヒーロー)のような男達に遭遇、
250フィートほどの上空を貨物列車ほどの速度で旋回していたという。
黒っぽい飛行服とヘルメットを装着、両脇に銃のようなもののを抱え、
飛行機のエンジンのような音を立てていたものの、プロペラのようなものは見えなかった。

1953年6月18日、テキサス州ヒューストン(おお!)。
東三番街に面したアパートのポーチから、250フィートほど先の芝生を横切る
「大きな蛾のような影」をヒルダ・ウォーカー夫人が目撃。
一緒にいたハワード・フィリップスとジュディ・メイヤーズとともに、その姿を
「コウモリの翼を持った男」と証言している。
「怪人」は身長6フィート半、黒いケープを身に纏い、肌にぴったりしたズボンとブーツを装着していた。
フィリップス氏は「落下傘部隊の制服のようだった」とも言っている。
またウォーカー夫人は「大きくシューという音が聞こえ、通りの向こう側の屋根の上に
魚雷型の物体が白く光ったように見えた」とも言っている。
どちらかというとこりゃ「バットマン」だな・・
(ジョン・A・キール著「不思議現象ファイル」南山宏訳より)

ちなみに1928年に「アメージング・ストーリーズ」に発表された、
「宇宙のスカイラーク」(ファミレスじゃないぞ!)の主役、
リチャード・シートンが発見した「X金属」で飛行(浮遊?)するシーンがあるのだが、
これと「空飛ぶ人間」を見比べると面白い。
(河出書房新社「図説ロケット」野田昌宏著に出てます)
また歴史は繰り返すというか、また最近妙な事件が・・・

2001年4月5日、チリ北部チュキカマタで自宅ポーチから出た
ベルジオ・サントスが、地上3メートルの高さを横倒しになって飛行する
「男」を目撃。身長140センチぐらいだったという。
(学研「宇宙人の謎」並木伸一郎著)
「フライング・ヒューマノイド」とか言うそうです。
こういう話は絶えないなあ(汗)。


・謎の複葉機

●●州の××さんが自家用機で飛行中、
現在飛んでいるはずのない複葉機と遭遇した。
××さんはまだ操縦に不慣れ、相手も上手くなかったらしく、
空中で翼同士を接触させてしまった。
幸い大事に至らず、××さんは空港に戻った。
その後しばらくして、ある農家の納屋からその複葉機の同型機が発見された。
中には日誌が残っており、その中のあるページには、
「見たこともない金属製の飛行機に遭遇した」
と書かれていた。

その後頂いた匿名さんのメールより

事件が起きたのは1960年1月25日。
自家用機はセスナ182、複葉機はレアード機。
接触した人物はエドウィン・アルバートもしくはジョン・ウォール。
複葉機が見つかったのはオハイオ州ロークレス村の牧場。
見つかった日誌の日付は1932年1月25日。
FBIもインクの科学調査をしたらしい。


・謎の大戦機

●●州の××空港に第二次大戦中のメッサーシュミット戦闘機が着陸した。
(他にP−51ムスタング、C−47の出る話もあり)
復元機やレプリカの多いアメリカのこと、珍しいことでもないのだが、
空港の関係者はそんな飛行機が来ることは知っていなかった。
中に入ってみると、乗員は白骨化しており、
資料をしらべるとその機体は大戦中行方不明になったものと判った。

匿名さんより具体例が届きました

日付:1989年10月12日
場所:ブラジルのポルトアレグレ空港の上空
機種:ロッキードL−1049スーパーコンステレーション旅客機
取った行動:管制塔の許可を得ずに滑走路へ着陸
状態:乗員乗客(92名)すべて白骨死体
調べてみると・・・1954年9月4日、(当時)西ドイツのアーヘン空港から
ポルトアレグレに向かう途中の大西洋上で行方不明になっていた、
サンチアゴ航空513便だと判明。

日付:1989年6月5日
場所:旧ソ連のミンスク空港
機種:メッサーシュミットBf109G戦闘機
調べてみると・・・大戦当時の1942年、旧ソ連上空で行方不明となった
ジーカートという大尉だと判明。

日付:1990年1月
場所:フィリピンのミンダナオ島南部山中(着陸状態で発見)
機種:不明(双発機)・・・日本機か?
状態:機体は新品同様。直前まで飛行していた模様。
空のコップやたばこの吸い殻、読みかけの新聞も残っていた
調べてみると・・・1941年1月マニラからミンダナオ島に向け
飛行中消息を絶った機体と判明。

追加(笑)

日付:1964年夏
場所:ネバダ州リノ空港
目撃者:フランク・ストレンジス博士とコンチネンタル航空の重役
機種:直径30mカウボーイハット型の鈍い銀色の円盤
状態:鉤十字のマークが入っており、周辺部が回転、
黒い煙を吐き出していた。
乗員:2mもあるドイツ人で顔に大きな傷跡、まつげが濃く鼻の下に黒いひげ。
取った行動:10ドル紙幣を3、4枚だして「パンでも買ってきてくれ」と言った。
調べてみると・・・ナチスSSの将校オットー・スコルツェニーと判明。
ちなみにフランク・ストレンジス氏は’66年10月、テレビに「宇宙人の干物」
を持って登場、正体はエイだったとの事です。

そして最近でも起こっているようです

日付:2001年12月23日午前零時すぎ
(気温マイナス2度で豪雪、瞬間最大風速35マイルの荒天)
場所:グリーンランド・トゥーレ空軍基地より100海里
墜落場所は直線距離で12海里
機種:ボーイングB-50D爆撃機(キングバード50)
取った行動:現在使用されていない周波数でのコール
コールサインではなく飛行機の名称を言う
速度が遅すぎる、荒天なのに高度が低すぎる
極めておちついた交信
一時間後レーダースクリーンから姿を消し交信途絶える
状態:氷河の上に胴体着陸・乗組員の状態は変わらず。
(捜索を行ったのはエドガー・バーネット大尉とジョー・ストレイサー軍曹ら)
調べてみると・・・1948年12月22日にニュージャージー州
マクガイア空軍基地から飛び立った機体と判明(航行日誌より)


・飛ばない全翼機

航空学の権威である●●博士によれば、
「F−117(あるいはB−2)ステルス機は、その形状から考えて、
翼から揚力を発生しているとはとうてい考えられない。
実はこの飛行機は墜落した円盤の技術を応用しているのである
(あるいは墜落した円盤のエンジンを使用して飛行しているのである)」
との話である。

※選者注:ステルス機は見た目に安定性は悪そうな気もしますが、
翼から揚力を発生させる事は可能だと思います。(胴体全部翼だし)
どうもアメリカ人の中には「フライングウイング(全翼機)は飛ばない」
という神話があるようです。(当然飛行機に詳しくない人の間にですが)
J・ノースロップの試作機やX−24なんか全翼機なんですけどね・・
こんな人たちにかかったら「サンダーバード2号」もウルトラマンの「小型ビートル」も、
当然「フライング・パンケーキ」も飛ばないんだろうな。

※注その2:検索してみると「ビーフェルド・ブラウン効果」とやらで飛んでいるらしいです。
(あくまでもトンデモさん達の説ですよ)
なんか電磁波推進みたいです・・・が、ここで重要な事に気づきました。
そう、機体を推進させられるほどの電磁波を発生するのなら、
その電磁波はレーダーに捕らえられるはず。
そもそも「ステルス」の意味がないという事です。


・F−19ミステリー

ステルス続きで申し訳ないけれど、かつてのプラモデル少年なら
このネタを知っている人が多いと思う。

アメリカ空軍の戦闘機の型式番号はF/A-18ホーネットから
いきなりF-20タイガーシャークに飛んでいる。
「F-19」はテスト中の試作機「ハブ・ブルー」が実用化された時のために
とっておいてあるのだ。「ハブ」の語源は日本の蛇からと噂された。
「ハブ・ブルー」はレーダーに察知されない特殊な形状をした飛行機で、
SR-71偵察機を丸くしたような外観をしている。
あるいは魚のエイのようでもある。
そんな噂が飛び交っている矢先、イタレリというメーカーから
奇妙な飛行機「F−19」のプラモデルが発売された。
これは想像されていた「ハブ・ブルー」のような形をしていた。
「(当時の)ソ連の軍関係者と思われる人が買っているのを見た」とか、
「空軍の広報官が『大変良くできている』と言っていた」とか、
新聞にも記事が載り、ついにこの飛行機は現実のモノになったと思われた。
しかし・・・数年後航空雑誌にスクープされたステルス戦闘機は
全く違った形、三角形のような形をしていたのである。
型式も「F−117」であり、戦闘爆撃機「F−111」の後に、
実用化されなかった機体のナンバーを挟んだ命名であった。
(途中に入る5機種については諸説ある)
確かにステルス戦闘機は戦闘機といえど爆撃機的な機体であった。
機関砲もなく、せいぜい爆弾槽に対空ミサイルが入るくらいだった。
ところで、F−19はどうなったのだろう? 「ハブ・ブルー」の正体は?
さらに数年経って「ハブ・ブルー」はF-117の小型版らしいと判った。
ただし、実機は事故で失われてしまったようだった。
「HAVE BLUE」の意味も蛇のハブとは関係なかったようだ。
そしてもう一機、「TACIT BLUE」という奇妙な偵察機の存在が判明した。
それは誰も想像していなかった「長方形」の胴体に直線翼を付けた形だった。
現在この試作機は宇宙人ゆかりの? オハイオ州デイトンにある
ライト・パターソン空軍博物館に保存されているという。
この「情報合戦」、空軍の方が航空マニアより一枚上手だったようだ。

追記
「F-19」として発表された機体は、実は偵察機U-2(あるいはTR-1A)の
後継機であると伝えられるTR-3A(ブラックマンタ?)ではないかとの説もある。
しかし実際のTR-3Aが公開されていない(よね?)以上、
想像図だけで語るのはちょっとなあ・・と思う。
さらには旧ソ連で「F-19」そっくりの偵察機が計画中との噂も存在した。
他にも、「マッハ6で飛行するSRー71後継の戦略偵察機『オーロラ』」
(これは「シニア・シチズン」というコードネームとの説もある)、
まるで「スタートレック」に出てきそうな名前の「バード・オブ・プレイ」
(もちろん見えなくなったりワープする機能は無いらしい)、
米海軍の全翼ステルス艦上攻撃機「A-12 アベンジャー2」
(ちなみに「未知との遭遇」で砂漠で見つかったレシプロ攻撃機も「アベンジャー」)、
などなど怪しげな機体は数々存在する。
これらも当ページでは「確認」されるまでは当然「UFO」として扱う。
こっちのジャンルも結構面白いよ(笑)


・カスピ海の怪物

「カスピ海モンスター」とも言う。
「カスピアン・シー・モンスター」「エクラノプラン」等とも言う。
海系か空系のUMAみたいでしょ。結構そそるでしょ。
実際にはこれらは「WIG=Wing In Ground」「地表効果翼艇」などと言われる、
旧ソ連製のメカなのである。
航空機が超低空を飛行すると、翼と地面(海面)との間の空気のクッションができ、
揚力が増加するという仕組みを利用するらしい。
ハードディスクのヘッド部分もこの原理で浮いている他、
航空母艦に着艦するときにも発生するので厄介者のようだ。
1935年、フィンランドのカーリオが「ラム・ウイング」という、
氷雪上を走る実験機を製作したのが、その始まりだという。
旧ソ連で製造された物としては、
1963年頃製造された544tの重量を持つ「KM」。
(機首に片側4基のジェットエンジンを両側に装備、本当に90mの全長があり、浮いたらしい)
長さは60m位だが、装甲車2両を収容した「オリョーク級(オルラン)」
(機首にターボジェット2基、垂直尾翼にターボプロップ1基装備した強襲上陸艇だという)
背中に対艦ミサイル(SS-M-22)発射装置を背負った長さ91.4m、幅40mの「ルン級(ウトカ)」。
(実際には全長は70m位だったらしい、対空・対水上・航海レーダー装備)
といった機種が存在するという(詳しくは検索かけてみてね)。
イタリア人、ロベルト・L・バルティーニがムッソリーニの手を逃れ、
ソ連に亡命して伝えたとの話もある(未確認)。
ああ、やっぱりこの「亡命」、「試作機で飛んで逃げちゃった」んだと面白いな。
なお、この原理を利用した機体はアメリカのロッキード社、
ドイツのアレクサンダー・リピッシュ博士(三角翼グライダーやロケット戦闘機等で有名)、
そして我が日本では、
川崎重工、三菱造船の他、
日本大学宮下研究室、名古屋大学安藤研究室、鳥取大学久保研究室
で研究が行われているという。
こういうのも面白いなあ。


・アブロ・カーとジンジャー

アブロ社といえばランカスター爆撃機でも有名な英国の航空機会社。
しかしここで紹介するのはその分家(?)、アブロ・カナダの事だ。
実はこの会社、円盤形航空機の試作をしたことがある。
その名も「アブロ・カー」、アメリカ陸軍との共同開発だった。
実はこの「アブロ・カー」、よくUFO特番で「地球製UFO」として出てくる。
銀色でオープンボディ、地面すれすれを舞っているヤツだ。
その仕組みは「エアカー」とか「ホバークラフト」と呼ばれるものとほぼ同じ。
つまり内部にローターを内蔵している。
上陸作戦には有効だが、砂埃を巻き上げる。
高度を高く(数メートルだが)取ると安定性が無くなる。
などの問題があって計画は中止となってしまった。

「ジンジャー」は近年になって登場した乗り物である。
実用化されると今までの交通体系に革命をもたらすと言われた。
実は「アブロ・カー」の開発者(社長?)も同じような事を言っていた。
「あらゆるタイプの航空機を時代遅れの廃物としてしまうだろう」と。
となると「ジンジャー」も「飛ぶ」ものだろうと噂された。
しかし、残念ながら「ジンジャー」の正体は電動スクーターもどき
「セグウェイ」であった。

未来好きにはがっかりする出来事だが、最近良いニュースがあった。
「ソロトレック」と呼ばれるパーソナルな飛行装置の開発である。
背中に背負った超小型ダクテッドファン(ダクトの中にローターを入れた物)
二機を互いに反転させて揚力を発生させ、空を飛ぼうというものである。
「ソロトレック」も「アブロ・カー」もその発想の元は超小型ヘリコプターであろう。
ぜひとも成功して頂きたい。


・風船おじさん

大道芸で風船の犬とかを作る人のことではない。
1992年11月23日夕刻、琵琶湖近くの近江八幡から一つの気球が飛び立った。
目的地はアメリカ合衆国であった(カリフォルニアとの記憶が・・・)。
本当は試験飛行中だったらしいのだが行ってしまった・・・
気球に乗り込んだのは鈴木嘉和さん(当時52歳)。
気球の名は「ファンタジー号」という夢のある名前だった。
気球の構造だが、浮力を得るのに20個のヘリウム風船(大きい)を使用、
ゴンドラには檜風呂を使用し、その装備として、
携帯電話(連絡用、当時はまだ高い)、酸素ボンベ(高空の気流に乗る関係から必要)、
食料一週間分(何日もかかるのでこれも絶対必要)、酒(漢だね、おじさん!)を積み込んだ。
11月25日には海上保安庁の航空機がこの「気球」を目撃しているというが、
その後の消息は不明である。
この話、「伝説」となっていくので有ろうが、実話なのである。
実はちょっと前にこの話を、「うつろ舟」の話を考えている最中に思い出した。
今の茨城に江戸時代流れ着いたという、「うつろ舟」もまた最低限の装備しかしていなかった。
もし宇宙から来たので有れば相当なチャレンジャーであろう。
彼女も故郷の星では「お釜おばさん」と言われているかもしれない。


・怪気球事件

1980年代後半ごろ、静岡県を中心に起こった目撃事件。
どこからともなく無人の気球が現れて着陸するという。
気球には黒い箱がぶらさがっており、中に砂がつまっていたとか、
タイマーのようなものが仕掛けられていたとか、
あるいは見たこともない文字が書かれた紙が入っていたとの報告もあった。
その正体については判明しておらず、未確認の飛行物体だが、
某国が宣伝活動の為に挙げたものが気流の関係でたどりついたのではないかとの説がある。
やっぱり「北」に向かってほしかったのかな?


・エアスピード・アセイラント

第二次大戦中の英国空軍(RAF)の双発重戦闘機。
ドイツ空軍のメッサーシュミットBf110等のように、
自軍の爆撃機を護衛して長距離を飛行する用途で作られたと思われる。
あるいは対爆撃機用だったのか? 動力銃座を持っていたという。
試作された機体は、英国本土に進攻したドイツ空軍機の迎撃に向かったが、
なんと単発戦闘機はおろか爆撃機相手に追い回される結果となり、
駄作機の名をほしいままにしたという。
とは真っ赤なウソ。
某模型雑誌の仕組んだ悪戯だった。


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